イチョウ葉

脳の働きを良くすると言われる「イチョウ葉エキス」の特徴と効果について調べました。

脳機能を改善する「イチョウ葉」の2つの働き

イチョウ葉イメージ

イチョウの種ギンナンは、食品としてもよくご存知かと思います。ギンナンは昔から漢方薬として用いられてきましたが、最近になって、「葉」の成分が欧米で医薬品として注目されているのです。

脳に与える効果はふたつ。ひとつめは、血流を良くすることで、脳に栄養として届くブドウ糖と、ブドウ糖を燃焼させる酸素の供給が増えて、脳の活動を向上させる働きがあります。もうひとつは、抗酸化作用があること。活性酸素は、脳の神経細胞や血管を酸化させて動きを鈍らせる原因とあるため、酸化から守ってあげることが有効なのです。これにより、記憶力がアップしたり、アルツハイマーなどの認知症を改善したり、高い効果が認められているのです。

イチョウ葉のメカニズム

イチョウ葉にはアルツハイマー病の原因でもあるタンパク質の一種、βアミロイドを作るのを防ぐ効果があることが認められています。

イチョウ葉には、フラボノイドが多く含まれています。フラボノイドは抗酸化作用や血液循環を改善させる作用がある成分としても有名なのですが、フラボノイドの中にあるケルセチンという成分が認知症に効果があるのです。

βアミロイドは脳の神経細胞を破壊するため、アルツハイマー病を発症している人の脳には、正常な脳よりも多く蓄積されていることがわかっています。つまりイチョウ葉に含まれるフラボノイドの一種ケラチンは、βアミロイドが増殖するのを防ぐため、アルツハイマー病にも効果があると言われているのです。他にもフラボノイドには、

  • 細胞保護
  • 血管を拡張し微小循環(びしょうじゅんかん。主に毛細血管などの細い血管の血流を指す)の改善
  • 糖代謝のアップ

などの効果も期待できます。

イチョウ葉に期待できる効果

  • 記憶力アップ
  • 健忘症など記憶障害の改善
  • 脳卒中の予防
  • 動脈硬化や糖尿病など体の病気対策

イチョウ葉に含まれるフラボノイドは、細くなった血管を拡張しながら血流改善をするなど、血流改善にかなり有効な効果を発揮します。脳の毛細血管も広げるため、脳卒中・動脈硬化に対して効果を期待できるのです。血流が良くなることで、血栓も予防します。

特に注目したいのは、記憶力アップや健忘症などの記憶障害を改善する効果です。イチョウ葉には活性酸素を抑える効果があるので、集中力・記憶力を高めるのです。頭の回転がよくなったり、冴える効果も期待できるかもしれません。

また活性酸素は脳の神経細胞を破壊します。アルツハイマー病の原因でもあるβアミロイドは、活性酸素の量を増やします。イチョウ葉を摂取できれば、活性酸素だけでなく、βアミロイドまで抑制できるのです。

副作用について

脳の血流をアップさせ、抗酸化作用のある良い栄養素ですが、イチョウ葉にはアレルギー物資のギンコール酸が含まれています。個人差はありますが、副作用が出る人もいるため注意が必要です。

ギンコール酸とは

ギンコール酸は、イチョウに含まれるアルキルフェノール誘導体というアレルギー物質のことです。イチョウの葉に触れたときに皮膚がかぶれてかゆくなったり、炎症を起こすのはこのためです。本来サプリやお茶など加工されて抽出される場合、除去されているので心配はいりません。

しかし、日本においてイチョウ葉は医薬品ではなく、食品として取り扱われます。基準がなく、ギンコール酸が含まれた製品も出回っているため、きちんと成分を調べて購入しましょう。

医薬品との飲み合わせには注意が必要

イチョウ葉は医薬品と一緒に飲むことで、副作用を発症する可能性があります。

  • 消化不良
  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸
  • 皮膚のアレルギー
  • 血液凝固抑制剤との併用による出血

これらの症状が報告されています。特に高齢者の場合、日常的に薬を飲んでいる人が多いかと思います。個人差があるので、必ずしも症状が出るとは限りません。

しかし現在の研究では、どの薬との飲み合わせで反応するかもわかっていないようです。万が一の事態を避けるために、イチョウ葉サプリを摂取するときは、必ず主治医に相談しましょう。

お茶やサプリメントで摂取しよう

生の茶をお茶にして飲むのではなく、必ずギンコール酸を除去処理した、市販されている、錠剤やカプセル、お茶を飲みましょう。食後に飲む方が成分の吸収力もアップして胃腸障害も少なくて済みます。※血栓治療薬(ワルファリンやアスピリン)などとの併用不可です。

イチョウ葉を多く含む食材

イチョウの葉は、お茶やサプリメントからしか摂取できません。

1日の摂取量

1日あたり120~240mg程度の摂取が推奨されています。1日数回に分けて摂取します。過剰摂取はやめましょう。

ここに注目!イチョウの葉のアレルギー

脳の血流をアップさせて抗酸化作用のある良い栄養素ですが、副作用に注意しなくてはなりません。このイチョウ葉成分の中には、ギンコール酸と呼ばれるアレルギー物質が含まれます。市販されているサプリやお茶で加工する際に除去されていれば心配はいりません。しかし、日本では医薬品でないために、基準がなく、ギンコール酸が含まれた製品も出回っているため、きちんと成分を調べて購入しましょう。