オンジ

天然の薬効成分「オンジ」の基礎知識

オンジのイメージ
引用元:東京生薬協会
http://www.tokyo-shoyaku.jp/f_wakan/wakan2.php?id=30

オンジ(遠志)は漢方薬の一種です。40代・50代など、いわゆる中年と呼ばれる世代の物忘れに対して脳にアプローチします。オンジはイトヒメハギの根の部分から作られた漢方で、精神を安定させる特徴があります。

漢方では、意識・精神面である『心(しん)』が低下したことで、物忘れが発症すると考えられています。オンジは心の機能を保つために『血(けつ)』を不足させないように循環させ、認知機能や栄養状態を良くさせるのです。

厚生労働省のオンジに関する注意

オンジ製剤の広告において誤解を生むような表現がある商品があると、厚生労働省から2017年に注意喚起がされています。 オンジが配合された生薬やサプリなどの広告に「脳が活性化される」「忘れた記憶を復活する」など、明らかに誤解するような表記をしたものもあります。

オンジは確かに物忘れにアプローチするとは言われていますが、認知症の治療薬ではありません。脳に効くかもしれませんが、「中年期以降の物忘れ=認知症やアルツハイマー病に効果がある」ということではないので、注意しましょう。

脳に期待できる効果

認知症ではない、正常な状態の脳における物忘れを改善 オンジは、認知症やアルツハイマーなどの病気としての症状ではなく、正常な状態の脳における物忘れにアプローチします。中年期以降の物忘れは、加齢が原因でおこる症状のことです。

疲れがたまったり、ストレスがたまると、日常生活において物忘れを実感する機会が増えます。昨日食べたものや、物をどこにしまったのか思い出せないような物忘れに対して効果的です。

摂取方法・オンジを多く含む食材

オンジは漢方薬なので、漢方を調合してくれる専門店やオンジが配合されているサプリで摂取します。サプリの場合、ドラッグストアなどでも購入可能。食前や食間に水か白湯で飲みます。

1日の摂取量

オンジは、1日の摂取規定量が明確に定められていません。商品にもよりますが、錠剤タイプの場合は、食前・食間に1錠飲みます。粉の場合は1回につき1包使用するのが一般的。

オンジの効果に関するエビデンス

オンジの効果に関しての臨床実験の報告書では、痴呆症に対してオンジが効能を発揮することが明記されています。また、精神疾患モデルマウスを用いた実験では、うつ行動をみせるマウスにオンジエキスを投与することで、GDNF発現増強・神経樹状突起スパイン数の増加も観察されています。

参考資料